バイオマスプラスチックを用いたBFS容器の安全性について
ご紹介させていただきます。
・バイオマスプラスチック
原料として植物などの再生可能な有機資源を使用するプラスチック。
*生分解性プラスチックは石油由来を原料とするものが含まれますが、
バイオマスプラスチックは植物素材を原料としており、
温室効果ガスの排出抑制と枯渇性資源の使用削減に寄与します。
*バイオプラスチックは、これらバイオマスプラスチックと生分解性
プラスチックの総称です。
・バイオマスプラスチックの製造方法
BFS容器の材質はポリエチレンとなっております。
ここではポリエチレンの製造工程についてお示しします。
一般的な石油由来ポリエチレンは原油からナフサを精製し、熱を加えて分解してエチレンを生成、
更に重合してポリエチレンとしペレット(プラスチック片)が作られます。
一方、バイオポリエチレンはサトウキビから砂糖を取り出した後の残液を発酵させます。得られた
中間原料のエタノールからエチレンを生成、重合してポリエチレンとしペレットが作られます。
・バイオポリエチレンの安全性
環境配慮型のBFS容器に用いるバイオポリエチレンは、ASTM D6866規格によって
少なくとも 95%が植物由来です。
添加物フリーで、ポリオレフィン等衛生協議会の確認証明書を取得しています。
だから安心して清涼飲料水・化粧品用途にお使い頂けます。
詳細については、こちらまでお問い合わせください。
次回は、バイオポリエチレンを用いたBFS容器の水蒸気透過性について、
ご紹介させていただきます。
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