環境配慮型の汎用広口ボトル「ZR・ZBシリーズ」の開栓トルクについてご紹介致します。
室温下で通常の取扱い・保管(※)において、キャップを開ける際の力(開栓トルク)は、
キャップを閉めた際にかかった力(閉栓トルク)を下回り、更に閉栓したままのキャップは
経時的に緩んでいき、一定の割合まで低下します。
(※:内容物によって、容器やキャップのネジ部に汚れが付着する・容器内が減圧すると
いった場合を除きます。)
開栓トルクの低下率は容器形状や材質、保管環境等によって異なりますが、異常に低下が
進んでしまうと誤開封や異物侵入のリスクがある為、本項目について調査を行いました。
【検体】
・Zシリーズ(石油由来原料使用の従来品)
・ZRシリーズ(石油由来原料使用、樹脂使用量削減)
・ZBシリーズ(バイオポリエチレン配合※+樹脂使用量削減)
※バイオマス度25%
各シリーズについて、容量140mL及び200mLの2種類を使用
・キャップ:Z-56キャップ
Zシリーズに共通してご使用頂ける、パッキン付キャップです。
【開栓トルク試験】
試験方法:閉栓トルク300N・cmにて空容器にキャップを閉めつけ、直後、5日後及び10日後の
容器の開栓トルクを測定。
閉栓トルク値に対する開栓トルク値を、残留率として算出した。
結果 :検体間に問題となるような差異は認められませんでした。
経時による異常なトルク低下は無く、樹脂使用量の削減やバイオポリエチレン配合による影響は
ありませんでした。
本シリーズでは、経時においても従来品と変わらない気密性を保ちます。
詳細については、こちらまでお問い合わせ下さい。
問合せページ
次回は、本シリーズの品質【水蒸気透過度】についてご紹介致します。
過去の配信記事はこちらをご覧下さい。
環境配慮型の汎用広口ボトルのご案内①
環境配慮型の汎用広口ボトルのご案内② CO₂排出の削減効果
環境配慮型の汎用広口ボトルのご案内③ 安全性について
環境配慮型の汎用広口ボトルのご案内④ 気密性・落下強度について